セイバーズ(Saviors)は、ウォーキングデッドに登場するサンクチュアリーを本拠地とするグループです。リーダーのニーガンの統治の元、戦闘的な集団で構成されています。セイバーズは、他のコミュニティーに対して、安全を確保することと引き換えに、そのコミュニティーの持つ物資の半分をセイバーズに供給することを求めています。物資を提供しなかったり、要求を拒むコミュニティーは、破壊すると脅して、物資を強制的に提供させています。
セイバーズのルール(掟)
セイバーズは、ニーガンの作ったルールを厳守することが求められています。ルールを守らないと厳しい罰則を受けることになります。罰則の一つは、アイロンで顔を焼かれることです。Dwightの顔の火傷は、ニーガンの罰を受けたものです。
以下は、カールがサンクチュアリーにいた時に、マークが罰を受ける前に、全員が声を出して唱えた文言です。(150話)
We provide security for others, we bring civilization back to this world. We’re the Saviors. And we can’t do that without rules. The rules are what makes everything works.
我々は、他(のコミュニティー)に安全を提供する。我々は、文明をこの世界に復活させる。我々は、救済者だ。決まり(ルール)がなければ、我々は救済することができない。決まりが、全てを機能させる。
Saviorsの意味
saviorは、他人、または何か(特に国や出来事)が被っている危機から救済する人のことです。そして、その人は宗教的な意味で尊敬を得ていることを意味します。(英英辞典の説明を訳しています。)長い歴史を持つ語句のため、他にも派生的な意味があります。
以下はウィズダム英和辞典の説明です。
savior⦅英⦆-iour /séɪvjər/
名詞
1 C〖通例単数形で〗(困難危険から)救う人[物], 救済者.
2 〖the/our S-〗救世主, キリスト (!この意味では⦅米⦆でもSaviourとつづるのが普通) .
カルト的要素を物語るネーミング
SaviorもSanctuaryも、宗教的な意味を原点に持つ言葉(単語)です。救済者がいる(住む)場所、主要な拠点は、神聖な場所となります。グループや拠点のネーミングからも、カルト的な要素が強いことを物語っています。
リーダーとサブリーダー
オリジナル
- ニーガン(リーダー)
- Dwight(セカンドコマンド・副将)
戦争終了後
- Dwight(リーダー)
Dwight退任後
- シェリー(リーダー)
シェリーは、ウィスパラーズとアレクサンドリアの戦いに乗じてアレクサンドリアを乗っ取ろうと画策しますが、失敗に終わります。
シェリー後
- ジョン(リーダー)
- Tara(セカンドコマンド・副将)
ジョンがリーダーとなってから、ニーガン時代のような力に訴える組織であることからの脱却、過去からの変化を強く意識した組織となっています。サンクチュアリーでは、敷地内を畑にして、野菜を栽培しています。