178話の表紙は、コモンウェルスのガード達と戦うプリンセスです。
ネタバレ
177話は、コモンウェルスのガード達のロッカールームで、ジョージがクーデターをMercerが決断することを待っているような不穏な会話をしているところに、Siddiqがやってきた所で終わりました。そこからの続きです。
コモンウェルスのガードのロッカールームにて
「俺はただ… 俺は、ここにトイレがあると聞いたもので… 俺は何も聞いていないよ。… 」
「そう言うのであれば、(聞いていたことは)確実だな。… 」、Mercerがジョージを制して、「ジョージ、お前は下がっていろ。」Siddiqのところに向かって歩いていきます。
「あんたはここで新しいな。… 」
「Siddiqです。」怯えるような顔をするSiddiq。
「Siddiq、聞いてくれ。お前は、ここでは新しい。そして、お前はとんでもない嘘つきだ。お前が俺達の話を聞いたのは分かっている。しかし、ジョージや俺のことは知らなかった。俺はMercerだ。ここの軍隊を指揮している。我々がどの様に生活して、何をしているか知らないだろう。俺達が話していたことが悪巧みの様に聴こえたのは分かっている。しかし、それはただの数人の男が不満をぶちまけただけだ。」
「俺は、我々のガバナーが大好きだ。俺は、彼女が我々に提供してくれている生活方法に感謝している。彼女の息子は、大馬鹿だ。そして、あんたが不運にも彼のことを知ることになったら、彼はお前さんを困らせることになるだろう。」
「しかし、お前を見て、俺は彼があんたのそばにいるような理由はないと思う。お前は俺の斧を掴むような手品のような方法を持っていないようだ。」
「OK。分かったよ。クールだ。」とSiddiq。
「それはクールだと思う。クールだ。分かったな。ジョージ。」
「クールだ。」とジョージも同意します。
「分かったか?お前を見ているぞ。Siddiq。」
「OK… OK。あんたたちのことは分かったよ。ありがとう。」と言って、Siddiqは立ち去ろうとします。
「トイレは反対方向だ。」
「おぉ、そうだね。ありがとう。」
ヒルトップの事務所にて
机の上に置いた地図(または設計図)を、マギーとダンテが並んでみています。「今は駄目よ。」とマギー。
「それは、『もう少し激しくして』の今は駄目か、『本気なの、一人にしてくれる』の今は駄目のどちらなのか分からない。俺は、時々、判断できなくなる。」とダンテがマギーに近寄って言います。
まんざらではない。嬉しそうな顔のマギー。
「俺は、君が俺が常にそうするところが好きなのを知っている。俺は自分がある人に対して暴走していて、俺が暴走させているように振る舞っているのか、ほんの敵に分かっている。」
「世界の中で、誰かが本当に好きであることは、最悪のことではないわ… そして、私はあなたが私のことを本当に好きだと感じている。」、迫るダンテに嬉しそうに言うマギー。
「そう、本当だったのね?」
ドアのところにソフィアが立っています。「何? あなたは、ダンテとしているの?」
「ソフィア — それは完全に許容できないわ!」とマギー。
「している好き者の女と同じくらい認められない?!」と怒り心頭のソフィア。その場から走って立ち去ります。
「ソフィア、止まって。」
ソフィアを追いかけるマギー。「ソフィア!」
ソフィアは、目に手を当てながら、ドアを閉めます。
「ソフィア!」と言って、ドアを開けるマギー。「ソフィア?」
座り込んで涙を流しているソフィア。「あなたが私の本当の親でないことは分かっている。でも、あなたは私の親のように思ってくれていた。そして、あなたはグレンのことを愛していたと思っていた。」
「もう、あなたが彼を愛していないのなら… それはどんな意味があるの?あなたは本当に愛していたことがあるの?あなたは、本当に私を愛していたことがあるの?そして、もしもそうだったとしても、彼を愛するのを止めたように、私を愛することも止めるの?」
「ソフィア… お願い。」
「そして、私はダンテが大嫌い。彼はバカよ… 彼は、グレンとは比べ物にならない。彼は気持ち悪い。」
「ソフィア、私はあなたを愛しているわ。そして、これからもいつもあなたを愛するでしょう。… しかし、あなたはまだ、子供なの。その様に言われることをあなたが嫌うことは分かっている。でも、それは事実よ。
このことは、あなたとは全く関係ない。私はグレンを愛していた。私は今でもグレンを愛しているってあなたも分かっている。そして、私は長い間、一人だった。」
「ダンテは、私を幸せにさせてくれる。私は、私は、今、幸せになっても良いと思っている。その様な考えは、長いこと思っていなかったわ。」
「あなたは、私に話してくれさえしなかった。」
「それが、このことについてのことなの?私があなたに話さなかったこと?」
「私以外、皆知っていた。皆、その事を話していた。私はハーシェルの面倒を見ていた、そして、人が冗談を言っているのを聞いた。
私は、彼らに怒鳴りつけた… 私は彼らに、それは本当ではないと言った。そして、彼らは黙るべきだと言った。私は自分が本当にバカだったことを知った。
なぜあなたが、私にそのことを話さなかったのか分からない。」
「あなたに最初に話さなくて、ごめんなさい。でも、たまたま起こったのよ。そして、その事について、考える時間も十分になかった。あなたを煩わせる前に、私達に何が起きているのか考えをまとめようとしていたの。」
「という事は、あなたは、これは過ちだと思っているの?」と少し気を持ち直したような表情のソフィア。
「分からないわ… そうかもしれない。分かったら、出来るだけ早くあなたに教えるようにする… それとも、私は他の何人かの男と試してみるほうが良いかしら。」
「ごめんなさい。」とソフィア。
エローディー宅
エローディーのアパートの窓際に座って街中を見ているミショーン。エローディーは、窓際の壁にもたれて立っています。
「本当に凄いわ。アレクサンドリアにあるものも良い。… けれども、こことは比べ物にならない。」
「…」エローディーは無言です。
「エローディー? 何?、何か問題?」
「私は、あなたのこと憎んで育った。
あなたは、私達を置いて出て行った。その後に起こった全てのこと、パパに起こったこと、Coletteに起こったこと、私に起こったこと…
私はあなたのせいにした。」
「これが手助けになるのか分からないけれど、そうすれば良い。」
「私は、あの写真を貼った。私はもう二度とあなたには会わないと思っていた。けれども、私の考えは、もしも、あなたを見つけたら、… あなたに言うことについて空想していた。
私は、あなたを怒鳴りつけて、泣き叫んで、ぶっ叩いてやるつもりだった。私は、私達から去ったこと、私達をパパと一緒に住むように送ったことについて、あなたをどれほど憎んでいたか言うつもりだった。」
「… 私達を捨てたこと。」
「でも、あなたを見た時… 私はできなかった。あなたに対する私が持っていた感情は全て、瞬時に変わった。私は、長い間…
私は長い間、孤独だった。」
「私もよ。」
「私の言うことを聞いていた?私はあなたを憎んで育った。」
「それは大丈夫よ。」
「私は、まだあなたを憎んでいるかもしれない。」
「それも、大丈夫よ。」
「私は、あなたにそばにいて欲しくなくなるかもしれない。」
「それなら、あなたがいて欲しいと思う時に、ここに来るわ。」
「私はあなたと話すことができないかもしれない。
「あなたが、できるようになるまで待つわ。」
「あなたは誰?」
「私はあなたの母よ。今、私にはあなたがいる… 私は決して二度とあなたをどこにも行かせないわ。」とミショーンは手を広げて言います。
エローディーはミショーンとハグをします。
ヒルトップでのカールとソフィアの会話
「本当だったのか?」とカール。
「ええ、本当よ。」
「奇妙だよな?マギーとダンテ?」
「何か大丈夫みたい。」
「お前は認めないのか?」
「あなたは、どうだったの?リックとアンドレアが、最初に一緒になった時?」
「おれは認めた。俺は、父さんが幸せになって欲しかった。時が立って… 彼が、誰か別の人を見つけることを望む。そしたら、その時も嬉しいと思う。」
「あなたは、私よりも遥かに大人だわ。」
「それは、今までに議論になったことはなかったな。」
「おかしいわね。」
コモンウェルスでのミショーンとユージン達の会話
「私の娘は、ここに何年も住んでいる。安全で、彼女は気に入っている。私は彼女を信じる。彼らが、私を信用するなら、私も彼らを信用する。」とミショーン。
「素晴らしいわ。それでは、私達は、この見苦しいお互いを知ると言うビジネスを後にして、実際に友人になるように進みましょう。」とパメラ。
「そして、私は、やっとステファニーと話すことができるのか?」とユージン。
「ランス、ステファニーを連れてきて頂戴。」
「かしこまりました。マダム。」
「私達は、あなた達の武器を、返却するために集めているわ。私は、あなた方がホームと呼ぶアレクサンドリアを個人的に見たい。明日か明後日に戻るたびの準備ができるかしら?私は、あなた方にリラックスして私達のもてなしを楽しむ時間を差し上げたいと思っています。」
「ええ。我々はそれをできます。」とユージン。
コモンウェルスの建物の外で、アレクサンドリアからの一行に、ガード達が手渡しで、武器を返却しています。
ミショーンは、刀を受け取ります。エローディーが驚いた顔で、「あなたは、刀を持ち歩いているの?」
「私は、これの凄い使い手でもあるのよ。」
「それは凄く変なことだわ。」
「ユージン?」
「ステファニー、とうとう会うことができて、嬉しいよ。」
「待ち合わせ場所に私がいなくて、本当にごめんなさい。私は、彼らが理解してくれて、私を行かせてくれるだろうと思っていた。私がしたことは、すべきことではなかった。」
「冗談を言っているのかい?もし、我々が無線で話をしていなかったら、我々がここに来ることはなかった。君は何も悪いことをしていない。」
「実は、… 」
「私達は、これらのことには手続き上の決まりがあるわ。新しいグループの統合は、とても慎重に行っています。」とパメラ。
「ガバナー・ミルトンが正しいの。私はルールを破っていた。… そして、あなたがここに来るまでの間、私は全てを駄目にしてしまう可能性があった。
私達は、無線を使うことは許可されているけれど、それは誰か新しい人に出くわした時に、管理者に注意を呼びかけるものとしてのものだったの。」
「ステファニー、もしもあなたが良ければ、彼らにWHITMOREを見せてくれるとありがたいわ。私は、マクスウェルに彼らの部屋を予約させておいたの。
ミショーン、あなたは娘さんと一緒に泊まると推測しているわ。それで、よろしいかしら?」
「それを私も考えていたことよ。」
「悦んでさせていただきます。私は彼らが興味があれば、街の周りを紹介します。」とステファニー。
「ええ、全てやることが順序だっているなら、私は仕事に戻ります。私達の旅行の前に、しなければならないことが沢山あるの。それまでの間、コモンウェルスが提供できる全てを楽しんでいて頂戴。」とパメラ。
「ありがとう。私達は、もてなしを感謝します。」とミショーン。
パメラとランスは、ガードを連れて歩いていきます。
「あれは、変なことよね。… 彼女は、私達に本当にほとんど何も説明しなかった。質問もたくさんしなかった。」とミショーンはステファニーに言います。
「彼女は、多分、あなたの指導者と直接話しをしたいのだと思う。それが、ここでの物事の進め方なのよ。」
「ここでの物事の進め方。どういう意味?」
そこにセバスチャンがやってきます。「新しい人達だね?!僕は新しい人が大好きなんだ!先程君達に会った時は、済まなかった。僕は、感情的になっていた。僕は第一印象が凄く悪いんだ。」
Yumikoの手を握って、「そして、君の名前は?」
「Yumikoよ。」
「はじめまして。Yumiko。僕は、ガバナー・ミルトンの息子のセバスチャンだ。プライベートツアーに連れて行きたいんだが、どうかな?」とYumikoの手に口づけをします。
「遠慮するわ。」
「なんだって?!お前はここでは新しいのは分かっている。しかし、俺は敵ではなく、とても良い仲間になることを約束する。」とYumikoの手を引っ張ります。
「彼女から手を離して、変なやつ。」とマグナが間に入ります。
「女、邪魔するな!」と言って、マグナを突き飛ばします。
マグナがもんどり打って、仰向けに倒れます。
「おい、身勝手なやつ!あんたは何なのよ?」とプリンセスがセバスチャンに、槍を突きつけます。
「一体、何だ — ?!」
セバスチャンは、ガードに「何とかしろ!」と言います。
ガードは、「彼から離れなさい。そして、槍を地面に置くんだ。これは最後の警告だ。」
「あんた達は、私にゴーグルを降ろさせるつもりなのね?」とプリンセス。
ミショーンが慌てて、プリンセスを止めようとします。「プリンセス、止めて。そして,彼らの言うことを聞いて。」
「遅すぎるわ。」とゴーグルを降ろすプリンセス。
プリンセスは、槍を使ってガード達とやり合います。
「座ってなさい。」と槍の柄で、セバスチャンを突いて、ガードが振る棍棒を躱して、槍の柄で足を引っ掛けて、倒したり、棍棒の攻撃を防御しています。
「プリンセス、止めて!」とミショーン。
プリンセスは、槍でガードを全員倒します。
「全て終わったわ。」
「あんた達は、弱いわね。本当に。あなたの武器は、単にあなた達の動きを遅くしていると思う。」
斧が飛んできて、プリンセスの槍に当たります。落とした槍をプリンセスが拾おうとしますが、Mercerがやってきて、「動くな。」と言います。
「おぉ、まいったわね。」
「彼らを逮捕しろ。Mercer巡査。彼らの全てをだ!」とセバスチャン。
「ここに立っている周りの人達は、他にもしていないのを見たけれど?」
「本当にごめんなさい。これは、全て誤解なの。この男が、暴行した — 」
「暴行した?!それは馬鹿げている!」
「セバスチャン、ごめんなさい。お手伝いします。」とエローディーがセバスチャンを起き上がらせる手助けしようとします。
「俺に触るな!」とセバスチャンが、エローディーの頬をバックハンドで殴ります。
「これが暴行ってやつだ。もう一度言ったら、お前達を罰する!Mercer、お前もだ!全員、下がっていろ。」
「いいえ。これは、私達がするようなことではない。」(あなたの命令に従うことは無い。)とミショーン。
「おぉ、そうなのか?」とセバスチャンがミショーンに近づいていきます。
ミショーンは、背負っている刀に手を伸ばします。
「ママ — 止めて!」
エローディーがミショーンの肩に手を乗せて「行きましょう。私達のコミュニティーを知ることは重要なことよ。」
(セバスチャンに対して)怒りの目をするミショーン。
あらすじ、感想と考察
コモンウェルスのガード達のロッカールームで、着替えをしていたMercerの横にジョージが来て、Mercerの決断を全員、待っていると言う不穏な話をしているところに、Siddiqが出くわしてしまいました。
Siddiqは、トイレを探しているだけで、何も聞いていないと言います。Siddiqの様子から、話を聞かれたことは明らかな様子ですが、ジョージを制して、MercerがSiddiqと話をします。
Mercerは、話を聞いていないというのは嘘だと言った上で、自分はミリタリー(軍隊)の指揮官であると自己紹介します。そして、会話の内容は不穏に聴こえたかもしれないが、単に言うことで鬱積するものの気晴らしをしているだけと説明します。そして、ガバナーのことは好きで、コミュニティーの運営にも満足していると言います。一方で、ガバナーの息子のセバスチャンには悩まされていることも明らかにして、セバスチャンと関わると大変だが、そうはならないだろうと述べます。
Siddiqは、分かったと言って、動揺を抑えながら、立ち去ります。Mercerは、冷静で短絡的な行動はしない人物の様です。しかし、この場だけでは、分からない所もあります。
ヒルトップでは、ダンテがマギーといちゃつこうとしている所を、ソフィアが目撃します。ソフィアは、ショックを受けて泣きながらその場から離れます。マギーは後を追います。ソフィアは、しゃがみこんで泣きながら、マギーが本当の親ではないのは分かっているけれど、親のように思ってくれていて、グレンのことを愛していたと思っていた。グレンを、もう愛していないのか?そして、自分も愛さなくなるのか?と言います。マギーは慰めます。
マギーは、ソフィアのことを愛していて、それはこれからも変わることはないと言います。そして、あなたはまだ子供だから分からないかもしれないければ、グレンのことは愛しているけれど、グレンは死んでしまい、ずっと一人でいた。そして、ダンテが自分を幸せに感じさせてくれるようになったと説明します。
しかし、ソフィアは、マギーがダンテとのことを自分に離していなかったことについても怒っていました。周りの皆が噂していていることを知って、そんな事はないと言た自分が馬鹿に思うと言います。
マギーは、ソフィアに最初に話さなかったことを謝り、突然、起きたことで、まだ自分の気持の中でも整理できていなかったと離します。ソフィアは、できごころだったのかと聞き、マギーはそうかもしれないと答えます。ソフィアも納得した様子です。
説明するのが難しい状況だったと思いますが、ソフィアを何とか無事に納得させることができた感じです。
感動の再会を果たした、ミショーンとエローディーですが、エローディーは複雑な心境を伝えます。エローディーは、ミショーンを憎みながら育っていったと語ります。自分達は捨てられた。ミショーンの写真を探し人のボードに貼ったが、会えるとは思っていなかった。もしも、会えたら、彼女を憎んでいることを伝えるつもりでいた。しかし、実際に会った時、自分の考えが瞬時に変わってしまったと話します。そして、自分は、長い間孤独だったと伝えます。ミショーンも自分もそうだったと言います。
そして、二人はさらにやりとりして、長い間会っていなかった二人の間の心の溝を埋めることができました。
ヒルトップでは、ソフィアにカールが噂はほんとうだったのかと聞きます。ソフィアは、本当だと答えます。ソフィアは、冷静さを取り戻しています。カールは、マギーとダンテがくっついたことに驚いています。カールは、ソフィアに二人のことを認めないのかと質問します。ソフィアは、逆にカールに同じことを聞き返します。カールは、リックに幸せになって欲しいと思っていたから、祝福したと答えます。ソフィアは、カールは自分よりもはるかに大人だと言います。カールはそれは議論になったことないねとおどけて答え、ソフィアもおかしなことねと返します。ソフィアは、カールのことを高く評価していると思います。カールもソフィアには、優しく打ち解けた感じで話をします。
コモンウェルスでは、ミショーンがアレクサンドリアから来た一行に、彼女の娘が数年住んでいて、コモンウェルスを気に入っていること、彼女を信じると述べます。そして、彼らが私達を信じるのであれば、私は彼らを信じると言います。パメラは、ビジネス的な相互を理解するところから友人関係を構築する方に移していこうと言います。ユージンは、ステファニーとやっと会うことができるのかとパメラに聞きます。パメラはランスに、ステファニーを連れてくるように指示します。
パメラは、アレクサンドリアに行きたいという考えを述べて、明日か明後日に出発できるかとユージンに尋ねます。ユージンは少し躊躇した様子で、できると答えます。アレクサンドリアに戻る際に、パメラ達も同行したいといういきなりの提案は、少し驚くのは当然だと思います。
建物の外で、ガード達がアレクサンドリアのメンバーに武器を返却しています。エローディーは、ミショーンが刀を持ち歩いていることに驚きます。コモンウェルスの場合は、一般人は武器を持ち歩ことはしていないと思われるので、やはり驚くのは自然です。
ランスがステファニーを連れてきて、やっとユージンと会うことができました。ステファニーは、ユージンに待ち合わせの場にいなかったことを謝ります。ユージンは、全く問題ないと言いますが、コモンウェルスのルールを逸脱して行動していたと説明します。
パメラは、ステファニーに一行が宿泊する手配をしたWhitmoreと言う場所を案内するように頼みます。そして、パメラはアレクサンドリアに行く前に済ます用事がたくさんあるので、仕事に戻ると言ってその場から立ち去ります。ミショーンも穏やかな表情で、パメラに感謝を述べます。
ここまでは良い感じの流れなのですが、ミショーンはステファニーに、パメラがほとんど説明をしたり、質問をしなかったことが変だと言います。ステファニーは、彼女はアレクサンドリアのリーダーと直接話しをしたいからだろうと言います。それが、ここでのやり方だと言います。ミショーンは少し不審げです。コモンウェルスは階級社会で、上の人間は下の人間とは踏み込んだような話をしないことを暗示しています。
そこにセバスチャンがやってきて、Yumikoに馴れ馴れしく接して、プライベートツアーに連れて行くと誘います。Yumikoが断ると、無理やり連れて行こうとします。マグナが間に入って、Yumikoからセバスチャンを引き離すと、セバスチャンは、『下がっていろ。」と言って、マグナを突き飛ばします。マグナはもんどり打って、倒れてしまいます。怒ったプリンセスが、セバスチャンに槍を向けます。セバスチャンは、ガードになんとかしろと命令して、ガードは、プリンセスに槍を地面に置くように命じます。
プリンセスは、私にゴーグルを降ろさせるつもりねと言います。プリンセスがゴーグルを降ろすことは戦うことを意味します。ミショーンが慌てて、プリンセスを止めようとしますが、プリンセスは遅すぎると言って、ゴーグルを降ろしてしまいます。そして、戦い慣れた様子で、ガード達とセバスチャンを、槍の付け根の部分や、シャフトを使って、倒します。あなた達弱いわね。と言うプリンセスですが、そこにMercerの斧が飛んできて、プリンセスの槍に当てて、プリンセスは槍を落とします。槍を拾おうとするプリンセスですが、Mercerが動くなと言います。
セバスチャンは、Mercerに全員逮捕するように言いますが、Mercerは周りにいる人が何もしていないのを見ていたと答えます。エローディーは、セバスチャンに謝り、起き上がるのを手助けしようとしますが、セバスチャンは柄ローディーを殴ります。そして、全員に下がるように命じます。
ミショーンは怒りの表情で、従う気はないと言います。向かってくるセバスチャンに対して、背負っている刀に手をかけようとします。横からエローディーが、止めてと言って、行きましょうと言います。
友好的な状態に一旦なりましたが、セバスチャンがやってきたことで、状況が大きく変わりつつあります。コモンウェルスでは、権力者側は身勝手な振る舞いをしても許され、一般人は権力者層に従わなければならない仕組みになっているようです。
一旦、この場は収まるのか、プリンセスの扱いはどうなるのかなど、不透明な状況になっています。次話で、色々動きがありそうです。
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